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先日JRの関内駅で少し時間が出来て、天気も良かったので横浜スタジアムの周りを少しあるきました。
ちょうどスタジアムが改修中なのですね。オリンピックに向けて6,000席増やすようです。

私は神奈川在住ですが西の方に住んでいるのと子供のスポーツから、湘南ベルマーレとの接点が多い状況です。
しかしながら、工事のため球場を囲う壁の宣伝文句を見ていると、改めてベイスターズの凄さが見えてきました。
ベルマーレとベイスターズの共通点が見えてきました。

国内市場は縮小傾向にあり、かつ業界内の自社のポジションも高くない

外部環境を語る時に「国内市場は縮小傾向」とはよく出てくるコメントで、日本では実際に多くの市場で当てはまっているのかなと思っています。
そして、その市場の中でもトップ企業とは言えず、マーケットシェアがそれほど高くない中堅以下となると、競争環境はなおさら厳しそうです。

ベルマーレもベイスターズもまさにそんな状況ですよね。
「サッカーは成長期から成熟期にさしかかっている」、「野球はまさに成熟期」と言えますよね。
そして、少子化から競技人口が減少し、今後の市場の拡大は望みにくい状況です。

かつそのような厳しい市場において、両球団とも資金面で恵まれているとは言えず、優秀な選手や監督を集めてライバルに勝つ、そのことによって売上を伸ばすという戦略は取れません。

それでも自社の価値を高め売上を伸ばす

リーグの結果だけを見ると、勝ち負けのある勝負事なのでベルマーレもベイスターズも良い時と悪い時があります。
もちろん、ベイスターズのクライマックス優勝や、ベルマーレのルヴァン杯はすごいことですが!

しかしながら、観客動員数等を中心とする売上面や、地域社会とのつながりや影響力といったブランド力の面では、過去10から15年で両社とも力を伸ばしているのではないでしょうか。
こう考えると、ベルマーレとベイスターズを学ぶべきことがありそうですよね。

診断士の仕事で、企業に対する改善提案やセミナーなどでノウハウをお伝えする時に、モデルとなるような成功事例を用いることが多くあります。
そんな時に、湘南ベルマーレや横浜DeNAベイスターズと多くの人が少なくとも名前を聞いたことがあって、同じ市場や経済といった外部環境に属する地元神奈川の会社の参考事例をもとに、成功に導く要素を抽出して伝えられたら面白いなと思いました!