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先日、企業支援に関するフィードバックを聞くがありました。

案件個々ではなく、複数案件の総括ですので、全体の傾向や総論として捉えられると思います。その中で、私の視点で、今後に生かすべきことを考えました。

どんな仕事であっても、顧客の声を聞き、自社の商品・サービスに生かすことは重要ですよね。

 

フィードバックの重要性

現在の私の状況では、継続的な案件より、一定期間のプロジェクト的な案件が殆どで、クライアントからフィードバックを得て、それを今後のサービスに生かすという機会がなかなかありません。
もちろん、自分の中でPDCAのサイクルはまわしますが、客観的な外部の意見が拾い切れていないな、と思っています。

ですので、今回のフィードバックは間接的ではありますが、プロジェクトの関係者からの貴重な情報で、何かしらに活かさなければいけないものです。

 

フィードバックの内容

評価されやすい点

  1. ビジネスマナー的な内容(話を聞く姿勢、関係者との連携、連絡への返信の速さ。)
  2.  問題点を特定するためのコミュニケーション力(信頼関係を築き、問題点の抽出が出来る、聞き上手でありまとめ上手、クライアントに気付きを与える会話)。
  3. 的確な改善提案(必要な所にまとを絞った、提案資料がわかりやすい、専門性がある)。
  4.  クライアントを良くしたいという情熱。

 

悪い評価をうけやすい点

  1.  改善提案が表面的なものにとどまる。
  2.  ヒアリングが進まず、深堀ができなかった。
  3.  財務状況などの分析が不十分、説明も明確でなかった。
  4.  メールなど連絡へのアクションが遅い。

 

フィードバックの良い点、悪い点のまとめ

ある意味当然かもしれませんが、概ね、良い点と悪い点は裏返しでした。

良い点で見ていくと、
1.のビジネスマナー的なところは、誰にでも出来るはずですが、誰しも、自分自身を振り返ると反省点もなるのかたと思っています。
私は、「返信の速さ」ですね。いつも、「あまり薄っぺらい返事をしたくない」、でも特にメール等では「まずは受領の連絡」はすぐにでも入れるべきかと思っています。

4.の情熱については、その道のプロ(お金を頂く)ものとしては当然で、他社と競争するための条件の様に思います。
もちろん、コンサルティングに関わらず、どんな仕事でも重要です。
個人であれば仕事ひとつひとつに対する、組織であれば個々の従業員の、「情熱度」をチェック・維持・向上させる仕組みの様なものが必要だと思っています。

3.の専門性の発揮については、コンサルティング業としては、やはり座学と現場からの学びや経験を積み上げていく必要があるなと思っています。
目に見えないもので、これで十分というレベルもなく、また満足するとそこから陳腐化する様にも思い、いい意味で悩みがい取組みがいのある所です。
壁が高ければ高いほど、ってやつでしょうか。
これもどんな仕事でも同じですね。

2.については、最近考えることが多い点です。先日、診断士のお食事会で話になり、「そうだよな」と深く思いました。
それは、課題点や改善の方向性は、こちらが長々と説明するのではなく、会話の中でクライアントが気付いてクライアントの口から出る様に仕向けるという点です。
営業的に言うと、お客さんから「ほしい」と言ってもらえる様に話を展開する、でしょうか。

私達のクライアントに貢献したいという情熱は、ただ綺麗な施策を並べるだけではなく、実施してもらい成果を出してもらうところです。
その点では、会話の中で、「クライアント自身が課題を設定し実施策を検討する」のが、「それをお手伝いする役回りを上手くこなす」のが、取組みの成果を高める様に思っています。

コーチングと一言でまとめて良いのかは未だ疑問ですが、実務を通じで深堀したいなと思っています。

 

自分がコンサルティングを受ける立場になると

今から約一年前に転職活動を行った時に、その業界のコンサルタントの方々と話す機会が多くありました。
当然ですが、優秀な方と、その他、まあいわゆる、普通な方がいました。

実際に最後までお世話になり、福岡の人で実際に会ったことはなくても優秀だなと思った方は、兎に角レスポンスが早く、こちらの悩み事には「指導」してくれました。

案件がいくつか平行に走っていると、早い返信は非常に助かります。
また、連絡が先か後かは、実はコンサルタントにとってかなり大きな勝ち負けの要素になるはずです。
他にも、手続きで悩み連絡をした時も、状況を理解し、経験に基づき、ズバッと指導(アドバイスというよりは)してもらえたので、こちらのアクションもスムーズでした。
ちなみに、個人で事業をやられている方でした。

普通な方々は、結構連絡がこなかったり、そもそもコンサルタントと言いつつもその会社の枠組みを押し付けるかの様な提案でした。
クライアントの私の意見は形ばかりは聞くけれど、後は複数の求人票を渡され、後は「求人票→書類→面接→採用」と頑張ってねと言われている様に感じました。
こちらから相談をしても、「web検索に出てきそうな内容だな」と思ったのを覚えています。
企業勤めの方が多かったように思います。

まあ当然、個人で自分の力で仕事を取っていく上でも、もちろん良い意味で会社の競争に勝ち上がっていくためにも、仕事の質という点では重要さはかわらないと思います。