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経済産業省登録の中小企業診断士と肩書の元に頂いている仕事が多くあるので、感謝の意味と実施の責任から、働き方改革等の国の取り組みに積極的に取り組んでいます。
やはり、自分でやらないと見えてこない物もあるだろうし、説得力も出ないだろうと思うので、

副業の違和感

最近、「副業」というフレーズに違和感があり、あまり使わないようにしています。
「兼業」の方がまだ受け入れられるかな。

言葉としては「副業」の対に来るのが「本業」ですから、意味合いとしては、この副業の立ち位置はずいぶんと低く見えてしまいます。
そこに投入する、精神的、時間的ともすれば技術的なものがサブなのかといった感じです。

事業経営者であれ会社員であれ、この仕事をやり抜くという覚悟みたいのものが、他社との競争に勝ち抜くには必要なはずです。
例えば、「やる気のある担当者とやる気のない担当者のどちらを選びますか?」と言った感じです。

ブランド力を持たず個人の力で仕事をするフリーランスの立場で仕事を取るには、この「姿勢」のかなり重要だと思います。
個人で勝負しているわけですから。

そうすると、やはり副業という言い方に違和感があります。
余程、技術に希少性があるか、あるいは安く提供するかであれば別でしょうが。
ただ、ビジョンのない安売りは、結果として市場にはマイナスの影響が大きいですよね。
ご縁を頂いた経営者に、「副業で、経営支援をしている池田です」とは、とても笑顔で言えそうにありませんし。

自分のビジネスと会社のビジネス

そんなことを感じるので、最近は、「自分のビジネス」と「会社のビジネス」で切り分けています。
少なくとも、「こちらが正であちらが副」ということはありません。

確かに投入している時間やそこからのリターンにはまだまだ大きな差がありますが、少なくとも、時間当たりの「学び」という点では同じレベルにあると考えています。

また、現状の私は、まだまだ会社の仕事からも得られる機会が多く、さらに活用できるとも思っています。

会社で働くことのメリット

最新の技術を学べる。待ちの姿勢であっても情報が入ってきますから、ありがたい限りです。特に、Digitalizationの領域は、働くものとしては、これから無視できません。
会社という大きな箱を活用できる。前の会社ではアメリカに住み、アジアや南米で仕事をする機会をもらいましたが、今の会社では今後ドイツを中心としたヨーロッパに挑戦できたらなと思っています。

自分で働くことのメリット

リスクを取れる。その加減の判断は難しいですが、少なくとも自分の名前で働いていますので、特に攻め時は自らの判断と責任で行動できます。
ドメインの設定は自分次第。本当にやりたい仕事に自分のやり方で、チャレンジできる(もちろん成果は保証されませんが、、)。これも、会社の仕事ではかなり難しいですね。

自分の仕事の目指すところ

個人的には、働き方改革の目指すところは、社会、会社や技術の変化に影響を受けず、個人個人のアウトプットを高め維持するという所かなと思っています。
そうすると、いつまでも「何か(本業等)の延長線上の、アルバイト的な副の仕事」では要件を満たせませんね。

「サブの仕事(副業)」ではなく、あくまで「自分のビジネス」として責任を持ってチャレンジすることが必要なのではないかと思っています。

このような感じで、もうしばらくは、「ANDの才能の発揮」を目指し、会社の仕事も自分の仕事もがんばります。