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料理は食べごろで

随分前になってしまいましたが、私のキャリアの始まりはホテル業でした。裏方の仕事でしたが、飲食・サービスに関わるものとして、勉強と称しホテルやレストランでお食事を楽しみました。

その時に感じたのは、設備の内装・外装、装飾品や使われている什器は大事だけど、ある一定レベルを超えると、やはりサービス等のソフト面が差を生むのではないかと。

例えば、「今だ」といったタイミングで料理を持って来てくれるとか。

 波を読む

もっと昔の大学時代に遡ると、大学3年のゼミで出会った一冊に大きな衝撃を受けました。

前置きをすると、大学1、2年の頃は人間関係を学ぶことに多くの時間を費やしました。

ただ、大学のうちに自分なりに「これだ」と言えるものを学ばないと、安くない学費を払ってもらい申し訳ないなとも考えました。
そのため、大学3,4年のゼミは全力で取り組もうと思い、新学期を迎えました。もう、今から20年以上昔ですね、、

そして、最初の課題が、アルビン・トフラーの「第三の波」でした。

ここで詳しく書けるほど内容を明確に覚えていませんが、学びに飢えていた!?私は、大変影響を受けました。

「そうか、脱産業化社会により、多くの仕事は機械がやるようになるのか!」と。
就職活動にも少なからず影響を与え、機械に置き換えがきかない仕事を探しました。

1999年の就職でしたが、2000年代は「第三の波」に書かれた社会はまだ来ませんでした。

理由はいくつかありますが、私が製造業のものづくりにあこがれて転職したのが、2005年頃でした。

そこから更に10年以上立って、最近は確かに「第三の波」が見えてきたと思います。同時に私も歳を重ね、変化を冷静に見られる様になりました。

やはり、ビジネスでは5歩や10歩ではなく、1歩や半歩先位を行くのが大事ですよね。

ベストなタイミングで

そんな実体験から、施策の検討においては、クライアントにとってのベストなタイミングを意識しています。

世の最先端のトレンドや流行りのビジネス書に書かれていることが、必ずしも、そのまま御社に必要とは限りません。

これも施策の有効性に関わりますが、外部環境の変化や御社内部の話をし、長期的な展望を見ながら、今必要なアクションを提案したいと常に考えています。